日常生活の乱れから引き起こされる疾患の総称。
高血圧、糖尿病、脂質(コレステロール、中性脂肪)異常症などでこれらにより心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされ、日本人の2/3の方が亡くなっています。
この病気を予防、管理することが日々健康な生活を過ごすために大変重要なことであるとされています。
バランスがとれた適切なカロリーの食事を規則正しく摂取するということが大切です。当クリニックでは最初から薬に頼るのではなく、個々の疾患に合わせて塩分、コレステロール、糖質、炭水化物 摂取量の制限等を検討します。適度な運動や、禁煙なども指導いたします。その上で、患者様の必要に応じて投薬を検討いたします。
高血圧
自己血圧測定を推奨します。年齢、家族歴、合併症の有無、生活習慣改善の可否等を総合評価し、薬物治療が必要であれば開始します。
薬物治療を開始しても少しでも少ない量でコントロールできるよう継続して生活習慣の改善を指導していきます。
糖尿病
糖尿病は心・血管疾患の危険因子となるばかりでなく、長期間高血糖が持続すると網膜症、腎症、神経障害等の合併症を併発します。また、近年では肝疾患や各臓器のがんとの関連も報告されています。まずは生活習慣の改善を行ない、効果が不十分であれば薬物治療を考慮します。
また近隣眼科専門医と協力の上網膜症の早期発見・早期治療に努めます。
血糖が異常高値で、早急の血糖コントロールが必要な場合は、入院設備のある専門医療機関を紹介させていただきます。
脂質異常症
脂質異常症には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高値、中性脂肪(TG)が高値、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低値の方が含まれます。生活習慣の改善の指導を基本とし、基礎疾患や年齢を考慮し、薬物治療を検討します。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨の強度が低下して骨折のリスクが高まる病気です。日本人では年齢が高くなるほど骨粗鬆症患者が増加し、50歳以上の女性の3人に1人が骨粗鬆症といわれています。平均寿命が延びる中、寝たきりを防ぐためにも早期の予防が大切です。当クリニックでは、骨密度の測定を行い早期に骨密度の改善を目指します。
睡眠時無呼吸症候群
主に睡眠中に無呼吸状態を繰り返し、日中の眠気やからだの不調を引き起こし、高血圧、動脈硬化(脳梗塞や心筋梗塞などのリスク)糖尿病や生活習慣病、メタボリックシンドロームなどを合併することが多いといわれています。早期発見、的確な指導や治療を行います。